騒音や振動に悩まされる
アパートなどの集合住宅によっては1階部分が小売店になっている物件があります。買い物に便利なイメージがあり、実際にそのような物件も少なくありませんが、一方で小売店の営業時間中は騒音や振動に悩まされる問題があるのも事実です。小売店は不特定多数の人が出入りする商業施設であり、営業時間中は常に人の行き来があると言っても過言ではありません。また、商品を運ぶ配送業者も出入りするので、車のエンジン音にも悩まされることがあります。24時間営業のコンビニだった場合、昼夜を問わず人の声や車の振動が発生するとも言えるので、入居の際は利便性と日々の暮らしを照らし合わせ、慎重に判断しなければいけません。古い建物は防音性に乏しいことがあるので特に注意しましょう。
無視できない光害問題について
1階部分が小売店になっている賃貸物件で多いトラブルに光害があります。光害は文字通り、光によってもたらされる被害です。小売店の多くは看板が備わっていますが、夜間は目立たせるために照明で明るく照らされています。看板によっては文字が点滅したり回転灯が使われている物がありますが、看板から発せられる強い光によって夜間の暮らしに深刻な被害が生じてしまうのです。騒音や振動とは異なり夜間に限られていることや、すべての物件に万遍なく被害が及ぶわけではないことから軽視されていた傾向にあります。しかし、強い光が夜間の暮らしを妨げるのも事実です。強い光を発する看板がすぐ近くにある物件は避けるなど、入居する側が自衛しなければいけません。